よくあるご質問(成年後見)
□法定後見にかかる費用は?
申立のときにかかる費用
収入印紙等の実費 6,620円(東京家裁)
+保佐・補助の場合の代理権付与等1件につき800円
+鑑定費用(5~10万円程度。省略されることも多い)
+申立書作成を専門家に依頼した場合の手数料
後見人の報酬(本人が死亡するまで)
家庭裁判所が決定(1年後の後払い。本人財産より支払う)
基本:月額2万円+付加報酬(不動産の売却など)
1000万円を超え5000万円以下→月額3~4万円
5000万円を超える場合→月額5~6万円
□どんな人が後見人に選任されるの?
特別な資格は必要ありません
平成29年1月~12月(最高裁判所発表)より
・親族(子、兄弟姉妹、配偶者等)・・・約26.2%
・親族以外の専門職・・・約73.8%
専門職→弁護士7,967件、司法書士9,982件、社会福祉士4,412件、市民後見人289件
□後見監督人とは何ですか?
後見人を監督する人です。弁護士や司法書士が選任されます。
報酬は、専門職が後見人に就いた場合の約半分くらいの金額の
審判が出ることが多いです(本人が死亡するまで続く)。
□後見制度支援信託とは何ですか?
成年後見制度専用に作られた信託です(家族信託とは別!)
まとまったお金を「信託銀行」に入れて鍵をかけるシステム。
親族後見人は手元現金2~300万円以内程度を管理。
信託手続きのみ専門職が行い、完了したら親族へバトンタッチ
します。
専門職への報酬は20万円前後(目安)、支払いは一回のみです。